子どもをうむ夢を見た でもすこし変だった
生まれる直前にひいおばあちゃんが亡くなり、生まれ変わりでそのまま私の元に生まれてくることになっていた。(そういうシステムだった)
おばあちゃんが亡くなると私の目の前にある謎の黄色の電話が鳴って、電話に出るとおばあちゃんが『2ページ目!』と強風の中叫んでいる音が聞こえ、受話器を置くと、赤ちゃんが受話器の横に生まれていた。
命名表みたいなのが赤ちゃんの下に置いてあった。書いてある名前は安衣理(あいり)だった。
私の妹にそっくりなその子どもは、父親が誰なのか私には検討がつかなかったが(夢だからな)とりあえず産んだことを友達に報告した。
出産というか、赤ちゃんは受話器の横に現れたのに、私は『やっぱり出産後って少し体がだるいんだな。なんかこういうレポ漫画インスタで見たわ』とか一丁前に思っていた。
赤ちゃんは大層可愛くて、メロメロだった。
しかし、少し目を離すとすぐ布団から離れ、キッチンなどに転がっていたから怖かった。妙にリアルで嫌だなぁ。
異常なスピードで言語を習得していて、『わいの子どもは天才や!!!』と思った。これは、その日みたテレビでサモエドは生後3ヶ月でデカくなるのを見たせいだと思う。記憶が夢に即反映されるタイプです。
みんなに子どもを披露目しながら、回った。
おわり